東出、小出…“不祥事俳優”続々復帰も「カムバック」できない人

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ピエール瀧とか、薬物使用した芸能人の復帰がどうなのかなと思うのは、薬物使用を肯定するのがどうなのかというの以前に、法律を守るべきだという基本的なことを否定的にする雰囲気が若者に蔓延するのが怖いからなんだよね。

麻薬が体にそれほど害がないとか、タバコやアルコールの方が害は大きい(使用量も勘案した場合)なんてのは、どうでもよくはないのかもしれないけど、どうでもいい話。

まず法律はなぜ守らなければならないのかという問題がある。悪法も法っていう、題目だけの判断じゃない。

ある法律は守らなければならない、これは守らなくてもいい法律、などと個人が勝手に判断していい社会だとしたら、法は法としての機能を果たせない。

つまり、「法律はすべてをすべての個人が守らなければいけない」であるから法として機能できるわけ。

次になぜ法律が機能しているべきかという問題がくる。もし法が機能してなければ、社会は無秩序になってとても危険なものになる。他人を信用することは出来ない。サバイバルにものすごい労力を割かないとならなくなる。

今現在、法は機能している、と建前上なっている社会においてもそれなりにセキュリティに気をつかわないとならないのにこんなものじゃ済まない。

それでなくても若者は法律を守ることにそれほど熱心じゃない。なのに芸能人が率先して法律を破り、ある程度時間がたつと復帰するのでは、それを助長しかねない。それが心配。

ピエール瀧の場合はさらに深刻で、摘発された初期から擁護論が存在する。薬物規制自体に懐疑的な層の台頭もあるんだろうけど、それにしても擁護論が目立ちすぎだった。

彼が芸能界復帰して、以前のようにドラマに出まくるようになったら最悪の事態だと思う。カムバックはして欲しくないな。

演技・個性に関しては、まあおもしろかったけど、得がたい才能とまでは思わないし、こういう擁護論旺盛がバックの薬物使用者である限り不要だと思う。